編集後記ブログ Vol. 4
2022年12月27日
以前サンプル用に作ったローズマリー由来カルノシン酸の錠剤カプセルひと瓶を今日冷蔵庫の奥から取り出しました。
キッチンの調理台でカプセル数粒を清潔なハサミで半分に切り、ボトルに中身だけを入れて、家にあったエキストラバージンオリーブオイルを割合を計算して加えました。よく混ぜてスプーンに出しなめてみると、いわゆるローズマリーの独特のあの味が口いっぱいに広がりました。なめる前から匂いがローズマリーそのもので、ちょっとむせ返るようでした。これを毎日飲みたいかというと毎日は勘弁してほしい、という感じです。
食べかけの大好きなギリシャ産FETAチーズにもかけてみましたが、これもノーサンキュー!。。。
次にベビーリーフで山盛りのサラダを作り、いつものバルサミコ酢を効かせたドレッシングをかけたあとで、思い切ってローズマリーオイルを加えてみました。ん~やはりこれもできればやめておきたい。。。
ところが、サラダに添えたスライスキャロット(ニンジンをピーラーでせっせと削り軽くお塩をしてさっと蒸したもの)で同様に試してみたところ、不思議とローズマリーの味も香りもさほど気にならずに食べられました。これにはびっくり!ニンジン畏るべし!!毒をもって毒を制す!なんて失礼ですね。。。
少し勇気を得たので、今度は自家製米粉パンの焼き立てにローズマリーオイルをちょこんとつけて食べてみました。これはやはり、よっぽどローズマリーの味と香りが好きな人にしかおすすめできません。好きな人ならハマるでしょう!
チャレンジしよう!
という訳で、【試験 in the キッチン】今日はここまでです。明日からも時々何らかのチャレンジを試みてみようかと思います。オリーブオイルでなく胡麻油とか。。??ちょっと勇気が要りますね。
もし料理研究家の知人がいればお仕事頼めたかもしれません。謝礼はもちろんローズマリーオイルです笑
べつにカプセル錠剤でも全く良いのですが、個人的にはサプリメントでというより【食事の中で毎日美味しくいただけるのが理想的】という、好みの問題です。
商品化の目処も立たないうちから勝手に試行錯誤。無駄な努力かもしれません。
今年はこれが精一杯でした。
追伸
そう言えば今思い出したのですが、何年か前にローズマリーチョコレートもつくりました。市販のチョコレートを溶かしてローズマリーの葉を細かく粉砕した粉を混ぜ込み、また元通りのチョコレートに仕上げました。試食は一口で終わり。というか一口しか無理だったのです。とにかくニガイ!。それでもめげずに毎日のように繰り返しトライしたのを覚えています。
葉っぱではなくカルノシン酸抽出液ならどうだったのかな?と想像してみますが、やはりおいしくはないのでしょう。もしも気が向いたら改めてチャレンジしたいと思っています。
甘くてにがい経験。。。
I have tried to make “rosemary oil” by mixing olive oil and carnosic acid from rosemary. I did not find tasty this oil or spreading it on salad or bread.
I have also tried to make “rosemary chocolate”. But it was very bitter.
Just, I found delicious carrot salad with the oil. I wish to find good food stuff with carnosic acid from rosemary.
Editor’s Note 5 / December, 2022
編集後記ブログ Vol. 5
2023年 1月20日
新年に入り、昨年取り上げた論文記事を改めて読み返しました。
ローズマリー由来カルノシン酸による様々な作用がありましたので、ちょっと振り返ってみましょう。
中でも脳の細胞死抑制作用は、従来からというよりも古来から人々の経験によってよく知られていることでした。
庭にローズマリーを育て(虫よけ効果もあるのです)、ハーブケーキを焼く日には鼻歌と共にその伸びやかな茎をカットして利用し、ニンニクと一緒にオイルに漬けてみたりポテトに振りかけて焼いたりもして、日々の中でその独特な香りと共に利用する過程で、脳への健康維持効果を実感していたのだと思います。
それらの言い伝えられて積み重なった情報の科学的根拠を探るために、何十年も前から数え切れないほど多くの研究者たちがローズマリーというハーブを研究課題とし、苦心して精緻で明確なデータを出して数知れないほどの論文を発表してきました。彼らのうちの多くは、ローズマリーの成分が現代人の克服すべき課題である認知症の治療や予防に有効なのではないかと考えているはずです。治療薬にまで押し上げるのは簡単なことではないため未だ叶っていませんが、その莫大な研究成果から漏れ出てくる科学的に証明された情報は、少なくとも認知症の予防のために、そして健康寿命を延ばすために、私たち自らが使うことが許されても良いはずだと考えます。
しかもここに来て新型コロナ感染が世界中に蔓延する中で、ハーブ/ローズマリーの持つ優れた作用にスポットライトが照らされました。新型コロナへの感染予防、重症化抑制、そして後遺症(ブレインフォグ)軽減のすべてに対してカルノシン酸が効果があるのではないかと期待されているのです。
これらの研究は、新型コロナ蔓延が始まって慌てて始められたものではありません。もうずいぶんと前から着々とローズマリーによるウイルス感染抑制効果に関しての基礎研究を重ねていた研究所が世界中にいくつもあるのです。多額の資金と多くの労力そして静かな(無駄とも思えるような)時間がどれほど費やされたことでしょう。その結果としてカルノシン酸がウイルス感染への対抗策の一つとして名乗りを挙げることが今できているのです。天然由来の成分にこだわって諦めずにできる限りのデータを取り続け論文を発表し続けた成果なのです。
繰り返しになりますが、天然成分を治療薬にまで押し上げるのは簡単なことではないため未だ叶っていませんが、その研究成果から漏れ出てくる情報は、少なくともウイルス感染の予防や症状軽減のために私たち自らが使うことが許されても良いはずだと考えています。
長くなってしまいました。今日は新たに目の病気である加齢黄斑変性に対するカルノシン酸の作用についての論文を取り上げて新しいページを更新しました。健康長寿にとって非常に大切な目👀を患ってしまうことがないように、もしくはその症状の進行を遅らせるために役立つ情報かと思います。また、ローズマリー由来成分をもっと身近に日常的に利用するべきと考える理由の一つとなり得るでしょう。
歩いてもっと考えてみよう。。。。
優秀なポリフェノールであるカルノシン酸を含むハーブ/ローズマリーについてもっと理解を深めて、その利用価値をもっともっと多くの人に知ってもらいたい。
そして日々の中で利用しやすい商品を世の中に送り出したい。。と強く願って気持ちを新たにした一日でした。